保育方針
少人数保育で情操的発達を目指します。
こどもそれぞれの個性を重んじ、感覚や情緒、社会性を育みます。
知育に偏重せず、総合的な発達を促す保育を目指しています。
こどもからの様々な呼びかけやはたらきかけを大切に受け止め、適切な応答を心掛けます。
こどもの意思を育み、自主性・創造性を伸ばします。
自然体験の機会をもうけ、こどもの自然環境との一体感を育みます。 それにより命の尊さを知り、思いやりのあるこころを育てます。
園長からのごあいさつ
わたしたちは誰も置いて行かない、少人数だからこそできる保育をおこなっています。子どもたちの個性や成長速度は皆同じではありません。得意なこと、苦手なことも皆それぞれです。時には保護者の方も我が子の成長を心配することもあるかもしれません。しかし、一見短所に見えるその裏にはキラキラと輝く長所、得意なことが隠れていることもおおく、本当にだいじなことは表面ではなく目に見えないことが多いものです。この仕事をしていると、子どもたち皆それぞれに突出した個性があることに気づき、いつも驚かされ、そして自分まで一緒にその子の未来を夢見るような嬉しい気持ちになります。キラキラと輝く素質はどの子にもあるのです。
こどもたちは、今出来ない事があってもいずれはたくましく成長をしていきます。
わたしたちはひとりひとりの心を大事にしていきます。ひとりひとりの性格や成長段階を理解した上でこの子にはここまで言っても大丈夫、この子は重く受け止めるので段階を踏まなければいけないなどの対応やフォローの仕方も違います。わたしたち保育者や保護者のかたにそのような理解があれば人格形成中の子どもたちに大きな問題は起きず、こころが豊かになっていくと考えています。まず大事なのは保護者の方と、保護者の方が与えた子どもを取り巻くすべての環境(保育園・学校など含めてすべての関わる人間)です。ひとりひとりに異なった個性があるように心の育て方も異なります。子どもたちを無理に型に嵌めることなく個性を見極め信頼を築きつつそれぞれの得意なことを伸ばす働き掛けをする事が大切だと考えています。それが自己肯定感の育成にも繋がります。子どもたち同士も年齢や国籍、環境、性別、個性にかかわらずお互いを理解し認め合える、互いに成長し補い合える、そのようなコミュニケーションを自然にとれる豊かなこころを持つ子を目指し保育していきます。
いま、世間では子どもたちの不登校や学校への行きしぶりが増えていて、それだけ子供を取り巻く環境が大変な時代だと感じます。それを回避し柔軟に生きていければ良いのですが、避けることが難しい様々な問題が出てくるかもしれません。ですが、どういう道を辿ってもベースに他者や師からの理解や愛情、保護者の方の愛情などがあれば乗り越えられると信じています。そしてその経験も決して無駄な時間ではなく、困難を乗り越えていく過程で色々な経験をした分の心の成長が待っていることでしょう。認め愛されて尊重されることにより、心が育ったのちに出来上がる人格が大切だと考えます。わたしたちが保育者として関わる事が出来るのは子どもたちの人生のほんの一部ですが、この時期は生きていく力のベースを獲得していく大事な時期でもあります。(道徳、思考力・想像力・判断力・共感力などのベースは9歳頃までに出来上がると言われています。)わたしたち保育者や周りを取り巻く環境は、子どもたちの豊かな人格形成のために力を注ぎ人格のベースを作るバックアップをして行かなければならないと考えています。
園に関わった子どもたちが保育園をふと思い出した時、こころが暖かくなるような保育園でありたいと願っています。みなさんがのびのびと健やかに育ちますように。
巣立って行ったあとも、いつの人生でもたとえ逆境でも、夢と希望をもって自分の最善を選択し行動ができるように。自分のこころに正しくいられるように。人の痛みがわかる人になるように。
そういう大人になることを願っています。
園長 和泉昌子
沿革
赤塚みなみ保育園は、1977年5月2日、旧称「いずみチャイルドサークル」として開園しました。当地への移転を機会に「赤塚みなみ保育園」と改称し現在に至ります。また、1986年、水戸市内で最初にモンテッソーリ教育を導入した保育園です。

水戸こどもの家 赤塚みなみ保育園
茨城県水戸市姫子2-346-2
029-254-8225
園長 和泉昌子